暖簾分けといえば

暖簾を分けたラーメン屋

暖簾分けはとても大変なことだと思います。一番大変だと聞くのは、ラーメン店です。あのお店と全く同じ味というのが条件になってくるのではないかと思います。でもそれは凄く難しいことでもあると思います。毎回同じ味を出すのは、やっぱり難しいことですし、それを他人が行うというのは、とても大変なことだと思います。

だから暖簾分けはとても厳しいのだと思います。お客さんの期待を裏切ってはいけませんし、本店の期待を裏切ってはいけないと思います。そういう厳しいところもあるとは思うのですが、その全く逆のところも実際には存在しています。

私の地元で結構有名なラーメン店があるのですが、そのお店って結構色々なところにあるのです。少なくても4軒あります。全て本店からの暖簾分けをしたところなのですが、この店舗がみんな味が違うのだそうです。それって、きっと修行が足りなかったりしたのではないかなと思います。

ですから、本店だけはいつも混雑しているのですが、他の店舗はガラガラだそうです。それでは暖簾分けの意味もありませんし、本店に対して失礼なことになるのではないかなと思います。それで許してしまったほうもいけないのかもしれません。看板を背負っている自覚がないのかもしれません。

老舗の暖簾分け

暖簾分けという言葉はよく聞くのではないかと思います。これはよく老舗のお店とかである表現で、そこで働いていた弟子が技術を身に付けたときにそこのお店の屋号を名乗って独立してもいいという許可を出すという意味で使われたりします。

ここまで暖簾を分けてもらうには並大抵の事ではないと思います。ただ単に技術があるだけではなくて信頼も無ければなかなか分けてもらうことが出来ないのではと思います。そもそも同じ名前を使うわけですからもしも弟子のお店で何かの不祥事などが出てしまったとすると師匠のお店にも影響が出てくる可能性があります。だから極限られた人にしか絶対にできないことなのです。

今ではこの暖簾を分けるというのは無いと思われるかも知れませんが今の時代だったらフランチャイズという形で残っているのではないかと思います。この場合だったら開業の資金を自分で払ってそのかわりにノウハウも貰って独立開業をするという形になります。最初から知名度とか信頼のある状態で始めることができるというメリットがあります。

この暖簾を分けることは、今ではちょっと違ってきているとは思いますが基本的にいいものを広げたいというのに変わりはないのではと思います。

暖簾分けと時代劇

暖簾分けというと、よく時代劇なんかで商人が番頭に分店を譲ったりするときに使われる用語だと思いますけど、確かにうまいこというなあと思います。実際に このような形で自分の店を他人に渡すとか、あるいは新しく作ったお店の店長をまかせるとかいうのは現在においてもよくなされることだからです。

語源はやはり暖簾を渡すということが実際にあったからだということですけど、現在は分店をつくるときなどにも一般的にこの言葉が使われます。こういうものは けっこう自分でいろいろ考えると面白いものでして、確かに語源をさぐると面白い言葉というのはたくさんあると思います。

私はよく居酒屋さんに行くのですが、そういうところではたいてい赤ちょうちんと暖簾がセットで出迎えてくれます。こういう場所にはもはや当たりまえというようなグッズですけど、このような場所だからこそふさわしいともいえるものでして、私のような疲れた人間を癒してくれる効果があるのです。

それほどくたびれてもいないつもりだったのですけど、暖簾のようなものになぐさめられているということはやはり若いころのように元気だけでは突き進んでいけないようになったのかなと思っています。こういうことを感じるのも、秋だからということもときどき考えます。

更新

2011/6/28